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CD『故郷情歌』にこめた思い
『故郷情歌』というCD作品のテーマ、
それは「故郷」、そして「情」という言葉にこめた私自身の思いと、
この作品を聴いてくださる皆様との間に生まれる「響きあい」です。
中国で生まれ育ち、2002年に日本の国籍を取得するに至った私にとって、
中国と日本、二つの「故郷」はどちらもかけがえのない大切なものです。
八歳から二胡を学びはじめて四十年たちます。
その間、一本の二胡、二本の弦に人生を託し、
自らの音色を追求してきました。
私にとって「音色」とは、
楽譜上に音符として書かれている実音(実際に鳴っている音)だけではなく、
音と音の間、あるいは音が鳴ったあとに残っているかすかな余韻も含んだ
トータルなものです。
楽譜に書いてある音符をその決まりごとに従ってただ鳴らすだけでは
私の求めている音色にはなりません。
そして二胡を通じて「情」を響かせたいという願いも叶わないのです。
「情」とは人生の喜怒哀楽、歓び、悲しみ、出会い、別れ、
それらすべてを含んだ「人生そのもの」です。
それは自然な「流れ」でもあります。
今回のCD作品『故郷情歌』では、
人生という流れを語り、自然にあふれ出てくる心を表現したい、
そんな思いを二胡の音色にのせて歌いました。
一つ一つの曲が、皆様の心と体の奥深くで響き、
ハーモニーを奏でてくれることを願っております。
2004年7月30日
程 農化
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