スペイン演奏旅行レポート

「演奏の巻 其の一」

リウドムスに滞在中の5日間で
程先生は計8回、私達は計7回も演奏を行いました。

市民約6000人の小さな街ですので
演奏の日々が終わり、リウドムスを後にする頃になると
街の方々の多くが、この期間のどこかで1度は
私達の演奏を聴いてくださっていたのではないかと
感じるほどでした。

小さな街の中でのコンサート会場への移動は
お琴の運搬以外はほとんど自分達の足で行います。
二胡や譜面台を担いで、時にはお衣装を着たまま
街中を歩いて移動しますので、とても目立ちます。
さらに程先生は街中で声をかけてくださる市民の方々に
常に大きな声と手を振って応えていらっしゃいましたので
日に日に顔を覚えて声をかけてくださる方々が増え
音楽と共に私達も街に溶け込んでいくような感覚を体験しました。


スペインでの初めての演奏は、市民体育館で行われました。
リウドムス到着翌日午後からの、地元の小学生(低学年)を対象にしたコンサートです。
客席のアリーナからは、たくさんの子供達が熱い視線を送ってくれました。

演奏第1弾!控え室に使った体育館のクラブハウスにて。


滞在3日目にはなんと弟子だけでの演奏もありました。
行き先は幼稚園。
急遽このミニコンサートに向け、私達3人に尺八の福田さんにも加わって頂き
朝食後のホテルの部屋で音合わせを行い、
可愛い子供達の前で「キラキラ星」と「アメージンググレイス」を演奏しました。

幼稚園での演奏風景。





幼稚園の先生と子供達。手作りの日の丸を振ってのお出迎えに感激です。


この後、老人ホームへ移動。
程先生と合流し、今度はおじいちゃま、おばあちゃま方の前で演奏です。
私達は「賽馬」を合奏しました。
先生のソロによる「鳥の歌」はカタルーニャ地方の曲とあって
一緒に口ずさむ方もいらっしゃいました。
情感たっぷりの演奏に何度もアンコールが起こり、大変な盛り上がりでした。
また、最後に手作りのペーパーフラワー(赤いバラ)を1人1本ずつ頂きました。
心と心が触れ合いを感じ印象に残るコンサートとなりました。

老人ホームでの演奏後、お客さまの歓声に応える程先生。

実はこの日はまだまだ終わりません。
初日のコンサートで行った市民体育館に移動して
今度は高学年の小学生200人の前での演奏。
ここでは立奏に初挑戦しました。
曲はお琴の井原先生、和久先生とのジョイントによる「賽馬」。
私達は先生方を囲んで立奏用ベルトを装着!
なかなかアグレッシブな演奏になったと思います。

立奏用ベルト装着!

そして1日の締めくくりは市内の音楽学校でのコンサート。
ここでは「ヤオ族舞曲」を演奏しました。
出発前に一番時間をかけて練習してきたアンサンブル。
そばで見守って下さっていたお琴の先生方からは
お褒めの言葉を頂きました。

1日で4回も演奏するなんて、きっと最初で最後でしょう。
朝から晩まで二胡とともに過ごし、心地良い疲れと充実感を覚える日となりました。

音楽学校にてお琴、尺八とジョイントする程先生。


街の様々な場所で、様々な層のお客様を前に
何度も演奏する機会をいただいた今回のリウドムス滞在。
大きなホールで1・2回の演奏会を行うよりも
よりスペインの人々に、生活に、
音楽とともに溶け込んでいくことができたように思います。
このような、素晴らしい文化交流祭に参加させていただいたことを
心から嬉しく思います。

 
 
 
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