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いよいよ本番。スタートです!!

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「神様のいたづら」
演奏会本番では何が起こるかわかりません。神様がちょっとづついたづらをなさいます。
ああ!!何で、神様は私をおつかまえになったのでしょう!!
リハーサルではなんともなかったのですが、いざ本番ちょっと前に、二胡の内弦が
切れそうなのに気づきました。1箇所、弦を覆っている銀がとれ、中のスティールが見えています。
なんで???この異常な乾燥のせい??先生が弦を換えるとおっしゃったので、
取りに行こうとすると、気がかわったのか、「これで大丈夫。よし!これでいこう!!もし、
途中で弦が切れたら二人は演奏をやめてください。僕一人で演奏します。」
橋本さんにも迷惑がかかります。相当な覚悟で望んだ「マーマの泪」でした。
でも、曲が始まると先生のいつにもまして、感情たっぷりな演奏に引き込まれ、
弦が切れそうなことなど全く頭から消えてしまいました。また、体が軽くなったような気分にもなり、余分な力もとれたのでしょうか、弦は切れずにすみました。感謝です。
演奏後、先生は2人と握手してくださいました。ホッ!!です。
お客様の暖かい拍手も嬉しかったです。
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「オラ!!」 「グラシアス!!」
先生は私たちと一緒に一旦退場しましたが、
今度は一人で「オラ!!」「グラシアス!!」とよく通る大きな声で呼びかけ、再登場です。
一気に聴衆の気を集めます。先生の即興演奏です。
胸に染み入るような透明感ある音色で、カザルスの「鳥の歌」を弾き始め、
何かおこるのではないか?なんて予感させるような鳥肌立つ思いとはこのことでしょうか。
一息あり、曲はカルメンの闘牛士の歌になりました。一つ一つの音がまるで魂を運ぶように、聴いている人の心に飛び込んできます。
すごかったです。この演奏。
先生のスペインへの思い、この地で感じた事、爆発した感じでした。
演奏が終わったときの聴衆のオー!!という声と鳴り止まない拍手。
音楽に国境はない。言葉はいらない。と思った瞬間です。
この地だからこその音色だったかもしれません。その瞬間を、この空気を、スペインの皆様と共有できたこと。とても気持ちが豊かになった感じがします。
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先生の周りを驚かすような演奏は後日もあるのです。 |