程 先生と行く「井原グループスペイン演奏旅行」第四日目

11月14日
パレンシアTeatroPrincipalにて演奏会(20:30開演)
-----------------------------------------
2度目の演奏会の日がやってきました。皆さん朝から張り切っています。

「演奏会場 Teatro Principal」 
一同、円形劇場のすばらしさに感嘆の声。天井はドーム型で絵画が描かれています。
客席は舞台を囲むように円形に配列されていて、舞台前面には横一列に
真紅のパラが生けられていました。

準備が着々と進めらています。

「シェスタ」(昼寝)
リハーサルがスタートしました。でも、こちらは「シェスタ」(昼寝)という習慣があり、
昼休みは午後2時から4時までゆっくりとるので、現地スタッフの方がいなくなるので、

その間はリハーサルは中断です。私たちも劇場近くのレストランで昼食。
明田さんがいつもおいしい店を選んで、予約してくださっていたので、混んでいる時間でも
すんなりと美味しい食事をいただくことができました。

リハーサルも順調に終わり、いったんホテルにもどる。部屋で着替え、衣装のまま会場に向かい、今度は時間まで楽屋にて練習、待機です。


------------------------------------------
いよいよ本番。スタートです!!


------------------------------------
「神様のいたづら」

演奏会本番では何が起こるかわかりません。神様がちょっとづついたづらをなさいます。

ああ!!何で、神様は私をおつかまえになったのでしょう!!

リハーサルではなんともなかったのですが、いざ本番ちょっと前に、二胡の内弦が
切れそうなのに気づきました。1箇所、弦を覆っている銀がとれ、中のスティールが見えています。
なんで???この異常な乾燥のせい??先生が弦を換えるとおっしゃったので、
取りに行こうとすると、気がかわったのか、「これで大丈夫。よし!これでいこう!!もし、
途中で弦が切れたら二人は演奏をやめてください。僕一人で演奏します。」

橋本さんにも迷惑がかかります。相当な覚悟で望んだ「マーマの泪」でした。
でも、曲が始まると先生のいつにもまして、感情たっぷりな演奏に引き込まれ、
弦が切れそうなことなど全く頭から消えてしまいました。また、体が軽くなったような気分にもなり、余分な力もとれたのでしょうか、弦は切れずにすみました。感謝です。

演奏後、先生は2人と握手してくださいました。ホッ!!です。
お客様の暖かい拍手も嬉しかったです。
-----------------------------------------
「オラ!!」 「グラシアス!!」

先生は私たちと一緒に一旦退場しましたが、
今度は一人で「オラ!!」「グラシアス!!」とよく通る大きな声で呼びかけ、再登場です。
一気に聴衆の気を集めます。先生の即興演奏です。

胸に染み入るような透明感ある音色で、カザルスの「鳥の歌」を弾き始め、
何かおこるのではないか?なんて予感させるような鳥肌立つ思いとはこのことでしょうか。
一息あり、曲はカルメンの闘牛士の歌になりました。一つ一つの音がまるで魂を運ぶように、聴いている人の心に飛び込んできます。

すごかったです。この演奏。
先生のスペインへの思い、この地で感じた事、爆発した感じでした。

演奏が終わったときの聴衆のオー!!という声と鳴り止まない拍手。
音楽に国境はない。言葉はいらない。と思った瞬間です。

この地だからこその音色だったかもしれません。その瞬間を、この空気を、スペインの皆様と共有できたこと。とても気持ちが豊かになった感じがします。
------------------------------------------

先生の周りを驚かすような演奏は後日もあるのです。

スペインでの演奏の音源はこちらをクリックで聞けます。(MP3)
 
copyright© 2006,cheng nong hua All rights reserved.